上甑島・里地域で6月12日、豪雨災害を教訓にした「地域まるごとワークショップ」が里公民館で開かれ、里地区コミュニティ協議会や各自治会、警察、社会福祉協議会、市職員、住民など約20人が参加しました。主催は*一般財団法人かごしま島嶼ファンドで、台風や豪雨に備えた地域の連携強化を目的としています。

 当日は、元消防士による災害事例の講話の後、判断を共有するカードゲーム「クロスロード」を実施しました。参加者は避難のタイミングや支援の呼びかけなどについて意見を出し合い、それぞれの立場に応じた役割や連携の在り方を確認しました。  

 里町薗下地区では昨年6月の記録的短時間大雨により土砂が流入し、側溝の詰まりなどが原因で浸水被害が発生しています。こうした実例を踏まえ、事前の備えと迅速な対応の重要性について理解を深めました。 

 参加者からは「具体的な行動を考える機会になった」「日頃からの連携が大切だと感じた」などの声が聞かれました。離島特有の条件の中で、地域全体で支え合う防災体制づくりが求められています。

(防災安全課:木場義勝)

*一般財団法人かごしま島嶼ファンド(通称:島嶼基金)は、鹿児島県の有人離島を対象とした、日本初の島嶼エリア特化型ローカルコミュニティ財団です。人口減少や高齢化が進む離島地域において、行政区の枠を超えて島で暮らす人々の挑戦を応援し、「やさしいお金が巡る仕組みと繋がり」をつくることを目的に設立されました。